森に住まう家。
その源の森の息吹やさえずりを
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生きた木の香りが、一生続く家 ロゴ

木と匠の技

craftsman

木と対話を続けて
100年以上
知る人ぞ知る“匠の衆”

創業は明治16(1883)年。私たちは「木」と住まいの対話を100年以上続けている匠の集団です。
継承されてきた志と技を生かした家づくりを行うまでの舞台裏をご紹介します。

木と匠の技

歳月が経過するほど、
愛おしい木の家を。

木造の家は100年持つといわれています。でも、どんな木を使ってもいいわけではありません。たとえば貼り合わせて生成された木材はいつか剝がれますし、薬剤を使うことで木は本来の生命力を失ってしまいます。長い歳月を越える住まいをつくるために、自然や森のなかで育った天然で良質の木材を見極め、匠の智慧と技を行き渡らせた家づくりを守り続けています。

木と匠について紹介

木を見極める

木と匠の技

全国各地で育った
良質の原木を
自らの目で見極め、
買い付ける。

天然木を生かし自然環境に近い家づくりに取り組む私たちにとって、木材選びは最優先。木の特性は樹種によっても部位によっても異なるため、決して木材の買い付けを業者に任せません。

職人たちが全国各地の生産地を訪れ、見て、触れて、「これぞ」と思う原木だけを厳選して仕入れます。防蟻処理を必要とするものは、良木とは見なさず、一切使いません。樹種や木材に精通した職人が一本一本の性格や特性を見て、使う場所を思い描きながら選定していくのです。

Column“木話小話”
実は社長こそ一流の匠!?

沢野建設工房の社長は匠の一人。『家を建てる人が代々保有している山林の立木を伐採後、製材して一年以上天然乾燥させて構造材として使用する』そんな家づくりが盛んだった時代を経験しています。だからこそ、木材の目利きについてはまさに一級品。樹種や木材選びには人一倍精通しており、木と直接会話をすることもあります。

Column“木話小話”
最高峰の木材ヒノキの魅力

世界最古の木造建築・法隆寺が1400年も現存しているのは、防虫性・耐水性・耐久性・強度の点で優れたヒノキを使っているからといわれています。そして、20年に一度社を新しくする伊勢神宮の「式年遷宮」(しきねんせんぐう)で使用する木材もすべてヒノキ。ヒノキは日本人にとってなじみ深く、神々しく、そして香り高い、建築用木材の最高峰です!

木を活かす

木と匠の技

木は切ってからも生きている。
3年以上天然乾燥させ、
香り高く。

買い付けた木材は、自社社屋で天然乾燥します。全国から集めた木を北陸の気候風土に慣れさせ、通気の良い環境で基本3年以上、樹種によっては何十年と「熟成」させるのです。そうすると、本来木に備わっている強度が増し、元々持っている防蟻効果を発揮します。

また天然木がもつ本来の心地よい、香り高い豊かな香りに仕上がります。

多湿な石川の地で誰もが健康で呼吸できる香り豊かな住空間のため、木にストレスを与えない「天然乾燥」。それは人に心地いいだけでなく、環境に負荷をかけないサスティナブルな製造工程としても優れています。

Column“木話小話”
フィトンチッドが家と家族を守る

「木の香り」が続く家で暮せば、木の香り成分である”フィトンチッド”の恩恵が受けられます。

例えばフィトンチッドには防虫効果・殺菌除菌作用があるため、長く家を守ってくれます。また心身の健康に良い効果も期待されており、ストレスの緩和とともに自律神経を安定させ、リラックスによる不眠の解消、さらに免疫機能の改善にも役立ちます。

その他、脳の活動や血圧の減少、 怒りや緊張などを和らげるなどさまざまな力を発揮します。

木を識る

木と匠の技

適材適所に配するための
経験と勘どころが本領。

長年の経験で一流の目利きができる職人は、“木を観る目”と“木の特性を生かす知識”を備えています。

  • トイレや洗面などの水回りにはヒノキ
  • 床組みの構造材には石川県産の能登ヒバ
  • 床下地には断熱・調湿効果の高い分厚い国産スギ

このように樹種の特性を理解して買い付けています。

その後、天然乾燥しながら1本1本のゆがみや曲がりをチェックし、その生じ方で柱に用いるか、土台に用いるか、他の用材に使うかを見極めます。シロアリの心配がいらないヒノキやヒバを適所に配置し、薬剤以上の防蟻効果を実現させるのも職人の経験によるものです。

1本の木でもお腹と背中のように、固い部分と柔らかい部分がある個性あふれる天然無垢材。そのクセを見抜き、樹種や部材による特性を踏まえた適材適所に配する英知が、職人たちの本領です。 

Column“木話小話”
職人の目利きが生きる、
和室の主役・化粧柱

昔ながらの「真壁和室」は木の柱が化粧柱として室内に見えるつくりなので、常に空気にさらされ、メンテナンス性に優れています。けれど現代では、きれいな無節の化粧柱はコストがかかるため、ほとんどの住宅メーカーでは集成材が使われています。この化粧柱選びにも職人の適材適所の智慧が生きてきます。支える機能を持った美しい無垢の化粧柱は惚れ惚れするほどです!

木を手繰る

木と匠の技

「墨付け」「手刻み」
昔ながらの伝統技術を
受け継ぐ。

昔ながらの伝統技術を受け継いだ沢野建設工房の職人たちは、木のクセや反りなどの特性を観ながら、一本一本の木材に墨を付ける「墨付け」、ノコギリや鑿(のみ)を使って手作業で加工を行う「手刻み」によって、木の特徴を活かす技巧を持っています。

大工による手刻みの家は、「柱などの垂直材は木材の根元を下にして使う」「よく見える方向に木表(きおもて)が来るように使う」「大きく色が違う材料が隣り合わせにならないように配る」など、多くの配慮がされ、機械によるプレカットでは表せない趣が感じられます。

最近では「墨付け」も知らず、木質も見極められない技術者が増えてしまいました。私たちは、職人技によって、真の住まいづくりを存続させたいと願っています。

Column“木話小話”
東大寺や法隆寺も
手刻みで建てられた!

世界最古の木造建築・法隆寺や世界一の木造軸組建築物としても有名な東大寺大仏殿などの寺社建築をはじめ、戦前の木造建築は、梁(はり)や柱に複雑な「手刻み」を施し、木を互いに組み合わせて建てられています。金物はほとんど使用せず、昔ながらの長ほぞ、込み栓、楔(くさび)、ダボなどで固定。これらの建物が大地震でも一度も倒壊していないことから、国も伝統的な工法に注目し始めています。

匠を育てる

木と匠の技

創業以来守り続ける
社内大工を雇用する姿勢

多くのメーカーや工務店で大工を雇わない中、私たちはベテランから若手まで多くの社内大工を抱え、技術向上に向けて、日々育成と努力を続けています。その理由はたった一つ、高い品質を維持するためです。

工期・利益を意識する外注や下請け大工とは異なり、社内大工は雇用の安心感から、一つひとつの作業に対して時間をかけて丁寧に行います。またメンテナンスやリフォームの際には、作業者である大工が直接家へお伺いし、反りやクセなど木の状態を観て、アドバイスや現場作業を行います。

今後も社内大工を雇用するという姿勢は崩さず、次世代に活躍する”木の職人”を一人でも多く育て、お客様に安心と信頼を提供します。

NEWS
大工の知識、技量を伝える
「伝統工法伝承棟」

木造で優れた耐震構造を持った伝統工法は、小学校や教育施設などをはじめ、一般の木造住宅でも注目されはじめています。しかし、伝統工法を本格的に行おうとしても、実務者である大工さんが「墨付け」や「木組み」を覚える機会がありません。

そこで、世界に誇る日本の建築様式である伝統工法を次世代につないでいきたいと、基本となる「墨付け」や「手刻み加工」を学べる大きな建屋「伝統工法伝承棟」をつくりました。古い工場を解体したときの古材を使い、すべて若い大工職人の墨つけと手刻み加工によるものです。 

モデルハウスについて

木の香りは一生もの!
ヒノキ・スギの
モデルハウスを
ぜひご体感ください

木と匠の技

天然乾燥した無垢材で建てた沢野建設工房のモデルハウスは、ヒノキの家・スギの家と、それぞれ異なる主要無垢材を使っているのがユニーク!扉を開けるたびに、趣の違う香りが楽しめます。天然乾燥させた木でつくった家では、この心地よい香りが一生続くといわれています。

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