構造見学会へ行くべき理由と注目すべきポイント

お役立ち情報『 合同住宅展示場へ行こう!メリットとデメリット 』
お役立ち情報『 完成見学会へ行こう! 』
こちらは、出来上がった建物に実際に足を運んで見に行ってみましょう!という内容でした。
今回は出来上がる前の、工事中現場を見学する「構造見学会」についてご紹介していきます🏡
【構造見学会とは?】
構造見学会とは、完成する前の工事中現場を見学できる貴重な見学会です。
構造見学会が開催されるタイミングは、着工から何日後など決まった時期はありませんが
柱や梁などの骨組み(構造躯体)が見えるタイミングが多いでしょう。
そもそも、構造見学会自体を開催している会社は少なく
建物の骨組みや素材などに自信がある会社が開催しています。
【構造見学会は行くべき?】
「家を建てたい!」と思っているのであれば、必ず一度は見ておきましょう。
建物の工事中の現場はなかなか入ることができません。
それがご自身の建物の建築中であれば出入りすることはできます。
しかし、それでは遅いのです。
なぜなら建てる前に見てほしいからです。
人が生きていくうえで、体の「骨」がとても大切なように
建物にとっても「骨組み」である構造躯体はとても重要な役割を担います。
雨風といった外的要因をしのげることはもちろんのこと
北陸の水分を多く含んだ重たい雪にも耐えることができ
かつ、いつ起こるかわからない地震や台風といった自然災害からも家族の命を守るためには
「軟弱な骨組み」や「柱が少ない骨組み」では持ち応えることができません。
建物にとって骨組みはとても大切なのです。建物の強度を知るための指標となるでしょう。
しかし、こんなに大切で重要な建物の骨組みは建物が完成してしまうと見えなくなってしまいます。
「着工する前に構造について話を聞いておけばいい」
「着工してから自分の建物の構造を見ればいい」
これでは遅いのです。
建てる前に、見えなくなる前に
「強度の証」である構造躯体を必ず見ておきましょう。
【構造見学会で注目すべきポイント】
●どんな材料を使っているか確認しましょう
自然素材を謳っている住宅会社でも、構造材には集成材を使っていたり
無垢材を使っているのに全く木の香りがしないなど
建物が完成してからでは確認のしようがなく、わからない部分になります。
自然素材にこだわりたい方は特に、重要視して確認しておきましょう。
●柱や梁の径や間隔、柱がしっかり通っているか確認しましょう
細い柱が使われていたり、柱の間隔が広く空いている。
また柱の通りが悪いなど構造で見ておきたいポイントは沢山あります。
これらは専門的な内容になるため、一般のお客様が見ても正直わからないかもしれません。
しかし実際に見ておくことが大切です。
この細い柱で、建物がちゃんと強度を発揮できるのか?
柱の間隔があいていて、柱が少ないけど地震に持ち応えられるのか?
そういった質問をしてみるのもよいでしょう。
●害虫対策はどう行っているのか確認しましょう
「害虫駆除剤を材料に塗布してあるので安心です!」と言われるかもしれません。
しかし、虫が寄り付かないほどの強い毒を塗りつけている訳ですから
その建物に住むご家族にとって本当に安心できるのか、もう一度改めて考えてみましょう。
高気密・高断熱といったハイスペックな建物は、建物の隙間を減らして熱が逃げるのを防ぐため
揮発した化学物質は建物外に排出されにくくなってしまいます。
その充満した化学物質の空間の中で過ごしたいですか?
●現場が整理整頓されているか、現場の状態を確認しましょう
大工さんの性格に左右される部分は多少ありますが、、、
現場が散らかっているということは、それだけ無駄が生じ品質が下がることもあります。
また、現場での思わぬ事故に繋がる危険性も高くなります。
現場が整理整頓されているということは、その現場に責任感と誠意をもって臨んでいる証です。
本当に腕のいい大工さんは、自然と現場も整理整頓され、丁寧な作業をしてくれます。
用具や道具は手足のごとく大切にします。
この現場が自分の家だったら?この大工さんに任せても安心?と視点を変えて見てみましょう。
【マイナスに考えない】
「素人だから、見てもわからない」
「どこを見ていいかわからない」
「構造とかマニアック過ぎて興味ない」
こんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、家造りは一生に一度の大きなお買い物で
「家族と過ごす幸せな暮らし」という価値を買うのです。
かけがえのない大切な家族が、安心して暮らせる日常を想像してみてください。
その暮らしを守るためには、雨風や雪、地震・台風などから家族が守られる
丈夫で確かな建物であることが必要です。
「見てもわからない」という理由だけで、重要なことに目を向けずに、そのまま建てられますか?
マイナスに考えるのではなく、「幸せな暮らし」を実現するために
構造というものを知り、情報を得て、答え合わせをするために
構造見学会へ参加してみましょう。
【構造見学会へ行ってみよう!】
建物の骨組みは、その建物の強度を証明する重要なポイントとなります。
完成してからでは見ることができません。
また、ご自身の建物が着工した後では遅いのです。
数値上だけで強度を判断するのではなく、建てる前に必ず実際にご自身の目で見ておきましょう。
~こちらのページもご参考に~
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