大工さんの仕事①
かほく市で工務店をしている沢野建設工房の高田です。
大工さんの仕事をシリーズ化してお伝えしていこうと思います!
今回は8月に上棟を迎える店舗兼住宅の木材の準備の様子をお送りいたします。
こちらは棟梁の水野大工さんです。
棟梁が図面を見て木材に「墨付け」をしていきます。
この図面を見て木材がどう組まれていくかを頭の中で想像して木材に墨付けをしていくそうです。
その際に長い木の質や木の肌を見て適材適所で使わない木を除けたり選別も棟梁の目で行なっていきます。
大工さんは頭がよくないと出来ないと思います。
数字に強くないと出来ない仕事だと思いました。
大工さんてかっこいいですよね!!
この墨付けをした木材を次は「刻み」ます。
棟梁が墨付けした通りに機械を入れたり、手で刻んだり。
たくさんの木に囲まれて、木の匂いの中働いている大工さん
1本1本の木と向き合いしっかりしたお家になるように
大工さんたちの気持ちのこもった木材が準備されて行っています。
プレカット(木材を機械でカットすること)は行わず1本1本確かめ、
時間はかかっても大工さんの伝統的な工法を守りながら準備されています。
天然無垢材しか使わず、天然乾燥しかしていないと初めて聞いた時は何のことやら?でした。
無垢材か!乾燥ね!って感じでしたが、
天然無垢材というのは植樹された木さえ使っていないという事。
天然乾燥というのは機械で乾燥させずに自社で乾燥させているという事。
北陸の風土に合った乾燥をさせているという事。
素材にこだわり大工さんの腕にこだわっています。
次回は上棟の様子かな?楽しみにしていてください☆