ご自宅のお掃除やメンテナンスをする中で、どうしても億劫になってしまう水回り。
ぬるぬるしたり、汚かったり、ニオったり、、、。
放っておくと、排水が詰まった！などのトラブルになることも、、、。
キッチンやトイレなど、排水が詰まって逆流してくることを想像するとやっぱり嫌ですよね。
日頃から簡単にできる対策などもありますのでご紹介します。

【トイレの排水詰まり】
トイレには、汚物とトイレットペーパー以外のものを、できるだけ流さない。
トイレの排水詰まりの原因として、最近特に多いのが汚物以外のものが詰まるケースです。
「トイレに流せるお掃除シート」や「流せる赤ちゃんのおしり拭き」などが多いようです。
確かに、メーカーは流せると謳っていても
配管にとっては詰まりやすい存在であることは間違いありません。
流さないのが一番の対処法ですが、なかなかそうもいきませんよね。
ですので流す際は、2～3回連続で水を流してあげてください。
お掃除用のシートは破れにくい厚手タイプも増えているため、より詰まりやすくなります。
お掃除中にシートを数枚使用した際には、一気に流すのは控えましょう。
また、畳んだまま流すのではなく開いて、水に溶けやすい状態で流しましょう。

【キッチンの排水詰まり】
普段から油物の食事が多いと、食器を洗った際に排水溝に油が付着し
冷たいお水で固まり、どんどん詰まりやすくなっていきます。
排水溝自体、残りカスなどで汚れやゴミが溜まる場所ですので
普段から油や残りカスはそのまま流さないよう、拭き取ってから洗ったりするなど工夫が必要です。
小さく丸めたアルミホイル玉を排水溝の受け皿に入れておくと
ヌメリ付き防止になるので試してみてください。

【トラップ枡の清掃】
トラップ枡はご存じですか？
キッチンに繋がっており、屋外にある大きな枡です。（自治体によってない場合もあります。）
↓このような枡が、屋外の地面に設置してあります。

キッチンからは脂分や細かい食べ物の残りカスなどが排水されますが
それらを一旦受け止めて、直接下水道に放流されないようにしているのがこのトラップ枡です。
お引き渡し後、一度もトラップ枡を開いたことがないというオーナー様もいらっしゃいますが
定期的に蓋を開けて内部をお掃除しましょう。
放置していると、キッチンから流れてきた油が次第に枡の中で固まり蓋状になり
うまく下水道へ流れなくなってしまい、逆流してしまうことがあります。
目安としては2～3ヵ月に1回ほど点検をして、油が溜まっていればお掃除をしましょう。
↓こちらがトラップ枡の仕組みのイラストです。
　（←エルボ）
お掃除には、穴あきのお玉が有効です。（使い捨てになるかもしれません、、、）
すくいあげたゴミや油は新聞紙などにくるんで燃えるゴミとして捨ててください。
汚れがひどい際には中のエルボを外してブラシなどで汚れを落としてください。
ご自身ではなかなかできない。という方は清掃業者に依頼する方法もあります。

日々の点検やお手入れは、建物を長く快適に持たせるためにもとても大切です。
ぜひお手入れの参考になさって下さい。