社長あいさつ

PRESIDENT MESSAGE

日本の家はさまざまな新建材の開発で飛躍的に進歩し、建築の手間が大きく軽減されました。広いリビング、床暖房やエアコンが効いた部屋、キッチンには食洗機、洗濯場には乾燥機が備えつけられ、夏は涼しく冬は暖かい。今やそんな住まいが身近になってきました。

しかし一方で、住宅の高気密・高断熱化が進み、化学物質を多く含んだ新建材を大量に使うことで、室内空気汚染やそれに由来するさまざまな健康障害も問題になっています。いわゆるシックハウス症候群やアレルギーで悩む方が増えていったのです。

文化や文明は加速度的に進化しましたが、人間の体は原始時代からほとんど変わっていません。だからこそ人間がふだん住んでいる環境を、もともと住んでいた環境に近づける。それが健康にとって一番のプラス要因だと私は考えています。

家とは家族みんなが健康で、1分1秒でも長く生活できる空間でなければならない。それには構造的、質的にも丈夫で高い耐久性も必要です。天然木を使う以上、新建材を多用するメーカーよりは高額ですが、木の温もりや風合い、香りがあって健康にも良ければ、人は必ずその家に長く住みたいと思います。結果、資産価値として末永く価値を保てることにもなります。

貼り合わせたものはいつか剥がれますし、化学物質を多く含んだ建材は新たなアレルギーの元にもなります。シロアリ薬剤の効果は限定的で、湿気に弱い部材は北陸では長く持ちません。お客様が本当に愛着の持てる本物の家をつくるには、安価で便利な新建材ではなく、昔からある本物の木材を使うことが必要だと痛感したのです。

それ以来、弊社では天然無垢材を見極め、厳選したヒノキと能登ヒバを買い付けた後、自社でさらに3年以上天然乾燥させてからお客様の家に使用しています。木にストレスを与えない天然乾燥だからこそ、お客様を感動させる「自然の香り豊かな家」にすることができます。

健康のために体を動かしたり食べ物にこだわるのもいいと思います。でも「住む人が何も考えず意識しなくても安心して呼吸できる健康な住空間」がなければ、健康な食べ物も運動の効果も半減してしまうでしょう。少しでも多くの方に天然木の心地よさと「森に住まう」感覚を体験していただきたいと切に願っております。

株式会社 沢野建設工房
代表取締役 澤野 利春

 

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