HOMEコラム>コラム 第18回:災害・事件など 「壁の配置とバランス」

 

 

 
日、能登半島地震最大の被災地である門前町に、
  木造住宅協会からの要請で災害ボランティアとして行ってきました。地震の発生から約3週間が経ち、水道も復旧して通行止めになっていた国道や県道も一応は通れる状態にはなっておりましたが、まだまだ現地は混乱しておりました。一部で解体・撤去も始まっていたとはいえ、手付かずの家(階下がつぶれ屋根が落ちた家)も多く、復旧までの道のりは本当に長そうだと感じ心が痛みました。
 
  能登半島に限らず北陸地方は、地震が少ないというか前世紀から大きな地震を経験していないせいか、地震保険の加入率も極端に低く、耐震や災害においては無頓着な面も多かったのかもしれませんが、あらためて自然災害の恐ろしさを思い知らされました。
 
  しかしその一方で、築10年以内の家だけでなく、多少古くても壁がしっかりとある家が傾きもせず残っていたのは、住宅会社としてうれしい発見でした。ただ、間口が極端に広い建物(車庫や農機具置き場など)は、築20年も経っていないはずなのに、地震の影響を受けていたものもあったので、今後の設計におい ても少し考慮すべき点だとも思います。
 
  これまで地震がある度に「地震が怖いから木造住宅はちょっと・・。」と言われることもありましたが、工法に限らず、適切な壁の配置とバランス(南面が全面ガラスなど論外です)、そして湿気やシロアリに強い材の採用(古い家はシロアリによって強度が落ちていることが多い)によって、被害を最小限に食い止められるという確信を持てました。
 
  今回の地震で被災された方々は本当にたいへんな思いをされていますので、安易に「がんばってください。」とは言いにくい状況ではありますが、それでも日本全国から集まってくるボランティアの皆さんとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 
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No.
分野 コラムタイトル
 
第1回
気候風土と住宅 「無垢材の柱と集成材の柱ではどっちがいいの?」
 
第2回
災害・事件など 「備えあれば憂いなし」
 
第3回
気候風土と住宅 「人工乾燥と天然乾燥」
 
第4回
気候風土と住宅 「気候に適した住宅とは?」
 
第5回
注文住宅の設計 「ふつうの家」
 
第6回
建築用語 「あいさつ回り」
 
第7回
建築用語 「坪単価」
 
第8回
住まいのお手入れ 「シロアリ対策」
 
第9回
建築用語 「アフターメンテナンス」
 
第10回
気候風土と住宅 「暖房器具」
 
第11回
建築用語 「プレカットと手加工」
 
第12回
注文住宅の設計 「インターネットの情報収集」
 
第13回
災害・事件など 「悪いのは設計士だけでしょうか?」
 
第14回
建築用語 「地鎮祭」
 
第15回
住まいのお手入れ 「畳にカビが生えて困っています。」
 
第16回
住宅に関わる税金 「相続時精算課税」
 
第17回
気候風土と住宅 「建築中の住宅展」
 
第18回
災害・事件など 「壁の配置とバランス」
 
第19回
住まいのお手入れ 「結露」
 
第20回
建築用語 「Low−eガラス」
 
第21回
住まいのお手入れ 「お風呂の床を乾かしたい。」
 
第22回
注文住宅の設計 「TVをどこに置けばいいの?」
 
第23回
注文住宅の設計 「家作りをどこに依頼するか?」 その1.設計事務所編
 
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