HOMEコラム>コラム 第17回:気候風土と住宅 「建築中の住宅展」

 

 

 
よいよ秋の住宅展が始まりました。今回は住宅展のもう1つの楽しみ方を紹介しましょう。
  住宅展とは、出展する住宅会社が同じ時期に完成させるわけですから、逆に言えば、着工する時期も似通ってくることになります。最近はどうしても流行のデザインを追い求める傾向が強いため、完成してみると、意外と各社の特徴がわかりにくいだけでなく、「どれもいっしょに見える・・」ような印象を残すことが多いと聞きます。しかし実は、同じ在来軸組工法であっても建築途中の状態では、本当に各会社で違います。
 
  例えば、柱や梁の寸法が太いのか細いのか、筋交いが多いのか少ないのか、鉄筋は細いのか太いのか等々、本当に各社の住宅に対する考え方が表れます。ご存知の方も多いとは思いますが、建築基準法は住宅を建てる上での最低限の基準です。もちろん最低限の基準で構造材を組んでもかまいませんが、大地震の際の安心感や、10年後以降の修繕費用は倍以上かかることも覚悟した方がいいかもしれません。
 
  中には、「素人が見て何がわかる?」と、仰る方もいらっしゃいますが、人間の感覚というのは馬鹿にはなりません。パッと見て丈夫そうに見える家は、実際に構造計算を行ってもいい数字を示すことが多いですし、逆に頼りない印象を受ける家は、構造的にギリギリということもあります。また、家を見て歩くのが好きな人は、基礎が立ち上がる前の地盤改良の時点から御覧になっている方もいました。その方も仰っていましたが、「建築中の状態が一番各社の家に対する考え方が表れる。」という意見には同感です。「どうせできあがったら見えなくなるから・・。」と、徹底して材料を抜く会社もないとは言い切れません。それを見極 めるのは、一生の買い物をするお客様だけです。
 
  時期ですが、春の住宅展なら11月初旬から12月下旬にかけて、秋の住宅展なら5月初旬から6月下旬が一番見比べるのに適していると思いますので、ぜひ『建築中の住宅展』に足を運んでみてください。それまで、関心のなかった方でもきっと新たな発見があっておもしろいと思います。

 

 

 
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No.
分野 コラムタイトル
 
第1回
気候風土と住宅 「無垢材の柱と集成材の柱ではどっちがいいの?」
 
第2回
災害・事件など 「備えあれば憂いなし」
 
第3回
気候風土と住宅 「人工乾燥と天然乾燥」
 
第4回
気候風土と住宅 「気候に適した住宅とは?」
 
第5回
注文住宅の設計 「ふつうの家」
 
第6回
建築用語 「あいさつ回り」
 
第7回
建築用語 「坪単価」
 
第8回
住まいのお手入れ 「シロアリ対策」
 
第9回
建築用語 「アフターメンテナンス」
 
第10回
気候風土と住宅 「暖房器具」
 
第11回
建築用語 「プレカットと手加工」
 
第12回
注文住宅の設計 「インターネットの情報収集」
 
第13回
災害・事件など 「悪いのは設計士だけでしょうか?」
 
第14回
建築用語 「地鎮祭」
 
第15回
住まいのお手入れ 「畳にカビが生えて困っています。」
 
第16回
住宅に関わる税金 「相続時精算課税」
 
第17回
気候風土と住宅 「建築中の住宅展」
 
第18回
災害・事件など 「壁の配置とバランス」
 
第19回
住まいのお手入れ 「結露」
 
第20回
建築用語 「Low−eガラス」
 
第21回
住まいのお手入れ 「お風呂の床を乾かしたい。」
 
第22回
注文住宅の設計 「TVをどこに置けばいいの?」
 
第23回
注文住宅の設計 「家作りをどこに依頼するか?」 その1.設計事務所編
 
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