HOMEコラム>コラム 第16回:住宅に関わる税金 「相続時精算課税」

 

 

 
近のお客様の傾向は、親御さんからの贈与を効果的に使っていることが挙げられます。
  これは平成15年から始まった『相続時精算課税制度』の影響が大きいと思われます。相続時精算課税とは、親が65歳以上かつその直系の子が20歳以上の場合、2500万円まで親から子へ資産を譲っても贈与税が課せられないというものです。ただし、その代わり、贈与を行った金額を相続時(つまり親が亡くなったとき)に相続財産として計上し、相続税を払うというものです。
 
  ご存知の方も多いとは思いますが、贈与税の税率は超累進課税のため、例えば何もせずに2500万円の贈与を行うと、970万円の贈与税を支払わなければなりません(平成18年度税制の場合)。それが相続時精算課税を使うと、うまくいけば(相続税の基礎控除内(5000万円+法定相続人の数×1000万 円))、全く税金を払わなくても済むのです。
 
  2500万円の内訳は、資産であれば何でもかまいません。現金はもちろんのこと、土地、有価証券などが代表的でしょうか。ただし、このとき注意していただきたいのは土地の場合です。いつ相続が発生するかわかりませんから厳密には先読みはできませんが、贈与した土地の地価がこれから上がりそうだと思える場合は、贈与を受けた金額で算定してくれる相続時精算課税の方が有利になるかもしれませんが、対象の土地の地価が下がった場合は、贈与を受けずに相続が発生したときに金額を算定した方が、相続税を安く済ませられることになります。
 
  ほかにも注意点として、相続時精算課税を一度選択すると、たとえ少額の贈与であってもすべて相続時に積算されますので、今後も現金を少しずつ贈与していきたい場合は、毎年110万円の範囲で贈与を繰り返す方がよいでしょう。
 
  ですから最近は、土地だけの生前贈与を予定している場合は、贈与をせずに親の名義のままにしておくことが多いです。親の土地の上に、子の家を建てる場合は、土地の『使用貸借』といって贈与税はかかりません。ただし銀行ローンを組む場合は、土地にも抵当権をつけるため、親も連帯保証人になりますのでご注意ください。また土地の固定資産税は所有者である親の方にかかってきますので、その辺りも含めて親子でよく話し合って方針を決めて下さい。
 
  税制は毎年少しずつ変わります。例として、平成17年12月31日で五分五乗方式(住宅資金の場合は550万円の贈与まで税金がかからない)は終了しました。参考までに国税庁のホームページのURLを載せておきますので、ご計画のある方はぜひ一度御覧下さい。

国税庁タックスアンサー
http://www.taxanser.nta.go.jp/index2.htm

 

 

 
前のコラムへ 次のコラムへ

 

 
No.
分野 コラムタイトル
 
第1回
気候風土と住宅 「無垢材の柱と集成材の柱ではどっちがいいの?」
 
第2回
災害・事件など 「備えあれば憂いなし」
 
第3回
気候風土と住宅 「人工乾燥と天然乾燥」
 
第4回
気候風土と住宅 「気候に適した住宅とは?」
 
第5回
注文住宅の設計 「ふつうの家」
 
第6回
建築用語 「あいさつ回り」
 
第7回
建築用語 「坪単価」
 
第8回
住まいのお手入れ 「シロアリ対策」
 
第9回
建築用語 「アフターメンテナンス」
 
第10回
気候風土と住宅 「暖房器具」
 
第11回
建築用語 「プレカットと手加工」
 
第12回
注文住宅の設計 「インターネットの情報収集」
 
第13回
災害・事件など 「悪いのは設計士だけでしょうか?」
 
第14回
建築用語 「地鎮祭」
 
第15回
住まいのお手入れ 「畳にカビが生えて困っています。」
 
第16回
住宅に関わる税金 「相続時精算課税」
 
第17回
気候風土と住宅 「建築中の住宅展」
 
第18回
災害・事件など 「壁の配置とバランス」
 
第19回
住まいのお手入れ 「結露」
 
第20回
建築用語 「Low−eガラス」
 
第21回
住まいのお手入れ 「お風呂の床を乾かしたい。」
 
第22回
注文住宅の設計 「TVをどこに置けばいいの?」
 
第23回
注文住宅の設計 「家作りをどこに依頼するか?」 その1.設計事務所編
 
前のコラムへ 次のコラムへ

 

 

 

 

 

沢野建設工房公式ブログ 沢野建設工房公式Facebookページへ 端材をお分けします。 北安田モデル
 
優良工務店の会 工務店サポートセンター 大工育成塾 石川県木造住宅協会
 
 
 
  Copyright 2011 by Sawano Co. All Rights Reserved.  株式会社沢野建設工房  
 

〒929-1122 石川県かほく市七窪ホ5-1 

  TEL 076-283-3360  FAX 076-283-8266